Reveal.jsの使い方(初心者向け.MathJax対応)
2通りの使い方を書きます.
手早くプレビューを見ながら編集
VSCodeと,その拡張機能vscode-revealを使用します.
VSCodeをインストール.インストール画面ではポチポチ進めてOKです.
次に,VSCodeを起動して,拡張機能vscode-revealをインストールします. 拡張機能のアイコンを押して,検索フォームで「reveal」とでも打つと候補に出てきますので,インストール.
インストール後は念のためVSCodeを再起動させておきます. これで準備完了です.
スライドを作っていきます.
適当な場所にMarkdownファイル(例えばtest.md
)を作って,VSCodeでそれを開きます.
簡単な例として,以下のコードを貼り付けてみます.
Hello, Reveal.js! --- 1 -- 2 -- 3 --- 4 -- 5 --- 6
貼り付けたら,Ctrl+Shift+P
でコマンドパレットを開いて,reveal
で検索して,Revealjs: Show presentation by side
を選択すると,右のウィンドウにスライドのプレビューが出てきます.
右下の矢印で,グリングリンと動かせるでしょうか?
あとはこれを見ながら自由に書くだけです.
実際のプレゼンのときには,コマンドパレットでOpen presentation in browser
や,Export in PDF
などで見やすい形式にしておくとよいでしょう.
詳細な使い方は,vscode-revealのドキュメントを参照してください.
他にも,同じような方法を解説されているこちらのページも参考になります.
PDFに出力するときの注意点
標準では,ChromeやFirefoxなど,お使いのブラウザの印刷機能を使ってPDF出力することになりますが,このとき,背景を印刷する設定にしておかないと,スライドでの背景がうまく反映されません.
Chromeですと,背景のグラフィック
にチェックを入れるようにしてください.
数式を書くときの注意点
Markdown中で数式を書くときにしばしば起きる問題として,適切なエスケープを使わないと,数式がうまく表示されません.
詳しくはこちらの記事を参照.
GitHub Pagesで公開する
GitHub Pagesとは,GitHub による静的サイトのホスティングサービスです.
これを使うと,ちょっとした資料や簡単なホームページを公開することができます.
これから,下のような感じでReveal.jsによるスライドを公開するまでの手順を書きます.
- GitHub Pagesを使えるようにする
- GitHubからreveal.jsのプロジェクトzipをダウンロード or クローン
index.html
内の,<body>
の<section>
部分を編集- GitHubで新規のリポジトリを作成して,編集したプロジェクトを全てコピーしてpush
GitHub Pagesを使えるようにする
使い方については以下.
index.html
内の,<body>
の<section>
部分を編集
Markdownを別ファイル書いておいて,それを読み込む形にしておくと便利ですので,<section>
部分を次のように編集します.
<section data-markdown="md/test.md" data-separator="\n---\n$" data-separator-vertical="^\n--$"> <script type="text/template"> </script> </section>
あとは,上にも書きましたが,GitHubで新規のリポジトリを作成して,編集したプロジェクトを全てコピーしてpushすればスライドが公開されます.
上のほうに埋め込んだスライドは, https://inukair.github.io/index.html というURLになっていますので,これをはてなブログにでも埋め込みたい場合は,
<section> <iframe width="800px" height="340px" src="https://inukair.github.io/index.html"> </iframe> </section>
のように<iframe>
を使うとよいでしょう.
MathJaxを使う場合
数式を表示させたい場合,本家にも詳しく解説されていますが,いくつかの設定を加える必要があります.
GitHubからreveal.jsのプロジェクトをダウンロードした場合,index.html
内の,<script>
内を
<script> // More info about config & dependencies: // - https://github.com/hakimel/reveal.js#configuration // - https://github.com/hakimel/reveal.js#dependencies Reveal.initialize({ math: { mathjax: 'https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/mathjax/2.7.0/MathJax.js', config: 'TeX-AMS_HTML-full' // See http://docs.mathjax.org/en/latest/config-files.html }, dependencies: [ { src: 'plugin/markdown/marked.js' }, { src: 'plugin/markdown/markdown.js' }, { src: 'plugin/notes/notes.js', async: true }, { src: 'plugin/highlight/highlight.js', async: true, callback: function() { hljs.initHighlightingOnLoad(); } }, { src: 'plugin/math/math.js', async: true } ] }); </script>
のように書き換えると,数式が書けるようになります.
今回使用したスライドのMarkdownファイルはこちらで公開しています.
その他使い方
細かく説明するよりも,本家を読むのがよさそうです:
公式デモも面白いです.
テーマは色々なものが用意されていますので,お好みで変えるとよいでしょう.
あと,こちらのページを参考にさせていただきました.
あと,GitPitchのような便利なサービスもたくさんありますので,色々試してみたいところです.